停止時間を金額に直す
「機器が時々止まる」という報告は、予算の議論には乗りません。「この拠点は月に十四時間止まっており、その時間帯の利用実績から見て相当額の機会損失が出ている」であれば乗ります。同じ事実でも、換算されていない数字は社内で扱えません。私たちが換算式を報告書に載せているのは、そこが実務上の壁だからです。
店舗から連絡が入る前に検知する
セルフサービス機のネットワークで失われる時間の大部分は、修理そのものではなく、障害が起きてから誰かが連絡するまでの間に生じます。早朝に停止した端末が昼過ぎにようやく報告され、その間の需要はすべて窓口に集中していた、ということも起こります。常時監視はこの空白を埋めます。障害は自動で起票され、重要度で分類され、一次診断が済んだ状態で現場チームに届きます。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「誰も報告しなかった停止」です。
無言で止まる機器
自ら異常を申告する故障は、実のところ扱いやすい部類です。難しいのは、通信も生きていて画面も出ているのに、誰も使えない状態です。この種の停止は機器からの通知では捉えられません。その拠点の普段の利用の型と比べて、あるべき動きが無いことから見つけます。導入後に最も驚かれるのは、たいていこの数字です。